一億総下流? Japanese dreamへ

   2017/03/13


2017年、大きな発想転換年です。
限界年とも思えます。発想転換する最後のチャンスと思います。多数決は正しいか(BREXITやアメリカ大統領選など)大きな価値観の変化が起きています。従来の発想では読み切れなかった結果です。ものの見方、考え方、仕事のしかた、戦略の作り方、付き合い方、などなど、そもそもから見直してみましょう。

日本は、約40年もの間、「一億総中流(1970年代?)」として景気を拡大、いくつかの”危機”を乗り越えたのですが、その根本の発想は変えないまま現在まで持ちこたえてしまいました。そして今、とうとう崩壊の段階に来てしまいました。
中流市場(汎用品)では、「買える人を育成するため」にチェーン理論で”良いものをより安くお届け”してきました。得意な応用研究(二番手戦略)では、ベンチマークという発想で企業はヒット(先発組)を追いかけました。おかげで製品は壊れなくなり、安全・安心の度合いも向上しましたが、似たもの商品、似たものサービスが乱立。外食産業でも現在の「チェーン店の崩壊(画一的なものの拒否)」につながってしまいました。事業の立て直しには、ライバルを見ないで”市場の見直し”から入りましょう。
社員教育市場では、一括定期採用で補充し、会社の都合に合わせた人材を輩出してきました。終身雇用や年功序列というのは終わったはずなのに、会社人間は、考えることをやめ、会社、上司の指示に合わせて動くだけとなってしまいました。粉飾や不具合隠しなどが「有名大企業」と言われる企業で行われてしまいました。

日本も格差が広がりはじめ”中流組(自分でそう思っている人)”というくくりの人々はいなくなりました。”中流向けそれなり商品”では勝てない(売れない)のです。消費者は「企業が提供する店(メディアで紹介する品)を選んでいく」しかありませんが、それがみんな似たものであっても、それしかないのですから、選んで”今日行く店(買う商品)”を決めるしかありません。SNSも隆盛で”やらせのブログ”を信じて呼ばれてしまう人も多くいます。
さらに現在は、「匠」とか、「和食」とか、「観光」などで”日本見直し”が進んできました。今、外国人のSNSで”あそこがいいね!”と気づかされ、日本人の間でも話題になっています。テレビも後押し、どのチャンネルもグルメ番組や匠の技術紹介番組ばかり、失われた20年は”発想転換や企画力”も失われたようです。

しかし、さすがに我が日本、「Made by Japanese」は素晴らしい、メディアでもとてもうまく表現しています。
海外から気づかされ番組で宣伝、ではなく、企業はもっと社内(国民)にも知らせてほしい。本業の経営活動にも生かしてほしい。今、80年代の潮流とした「経済のソフト化・サービス化」と同じようなことが起きていますが、現在の”ソフト化”は、デジタル、ITの進歩で、その度合いは想像を超えています。あなたの居場所もわかり、ビッグデータやAI活用で来店者の表情を読み取り、アプリをインストールさせられて行動を把握される・・・”やり方”は今の時代的です。

日本を”一億総活躍”にするには、こういった技術の取入れや、企業の制度改革、メディアの発信改革が不可欠です。総活躍社会は、世界との競争に勝つためにも不可欠です。
会社の変革は時間がかかります。それを待っていても始まらないので、あなた自身が発想転換・行動転換しましょう。日本は後進国だったという認識が無いために”ジャパニーズドリーム”が育ちませんでした。他人にわかるように勉強する人や収入を目指す人は”恥(格好悪い)”でした。
でも、でも、高スキル・高収入を目指すのは悪いことではありません。毎日タイムカードを押しに行くことのないように発想転換しましょう。(K)

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