戦略策定(市場を見る)

   2017/03/13


図は環境の分析体系です。創業でも、CI再構築でも、ブランディングでも、海外進出でも、なんでも・・・常に把握しておくべきものです。日々のニュースも、「今どうなっているか」「何かが変わったか」と、把握の眼でみましょう。
この図を整理したのは80年ですがいまだに構造は変わっていません。何をどう見るかはあなたの経営理念や所属業界などで異なります。そして”戦略”しだいです。
経営戦略策定では、環境は”一度だけ分析する”のではなく変化を見張る必要があります。
こういった基本も、これが常識だ、ではなく、新しい基軸が出現すれば「図(思考の枠組み)」を見直し、常に、これでいいのかと”判断”を見直しましょう。2017年は地球的変動の時代です。
特に近年はデジタル技術・ネットワーク技術の進歩が激しいので、自分の感覚では推し量りにくい状況が出現します。
超大量・超スピードで(AI:人工知能)も参戦して情報が処理されます。コンピュータでできること、人間がよく考えるべきことなどきちんと整理して戦略を策定しましょう。
便利だからとマシンに判断を預けてしまうことの無いようにしましょう。

外部環境は
・政治 Politics
・経済 Economy
・社会 Society(Social)
・技術 Technology
で見ます。頭文字を取ってPEST分析とか言われます。
※その昔、私が学習したのは翻訳本でした。英語は得意ではないのでこの「本当に教えたい企画者の頭の中」の「戦略策定」カテゴリーでは「日本語」を中心に解説してゆきます。( )表記で英訳というか元々の用語(English)を加えてゆきます。本稿では内容が拡散してしまうので用語解説は省きます。

内部環境は
・会社の状況
です。
これが分析の基本ですが、会社が小さいとこういった項目で組織ができていません。分析対象がないなどと思わないでください。小さくて組織がなくても、必要なことなので(不足だらけと思いますが)”誰かがやっている”はずです。

市場環境は
こういった要素が
市場で
・顧客の変化
・商品の変化
につながります。
競争状況、需要構造、その他同業者・異業種参入などの競争相手の施策が加わり大きな変化を引き起こします。
これらが複合化して「市場ニーズの変化(社会の変化)」につながります。
大きなうねり(新しい動き、新しい見方など)を見逃すと、企業規模が大きいとさらに対処しにくくなります。

”変化の発見”は、定番・定型のこういった分析に加え、”毎年の新商品”を求め、市場をリードすべく開発・分析作業も行われています。このとき開発担当者は、自分でも気づかなかった市場の変化に”大きな(意外なものがヒットする)発見”をすることがあります。こういった毎年の判断も「全体との整合性」を確保しましょう。
▼自分の枠組み(分析手法、自分の市場の見方、自分の判断)を持ちましょう。(K)

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